この絵本シリーズは、英語多読に進む前に最低限の英文構造を復習できるように作られました。
「The Three Ghosts Series」5巻は、1巻につき一つの文型の文のみで構成されています。
学校で習った文型の内容がいまいちわからない、リーディングを強化しようにもSVOCなどの専門用語が複雑すぎて挫折してしまった人の「英文法やり直し」にぜひ役立ててください。
シリーズ一覧
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このシリーズを作成した背景
多読では日本語訳を見ながら英文を読んでしまうと、読解能力が鍛えられないといわれています。そのため、最初は簡単な単語で書かれたGraded Readersや子どもむけの絵本などを読んで、多読の感覚をつかむことが大事です。
スタート時点で英単語をたくさん知っていれば、それだけ多読はしやすくなります。しかし、どの程度の英文法知識があるかという点もまた、多読のスタート地点の難易度を左右する要素になりえると思います。
例えば、
The boy makes them feel sad.
という文章があったとします。 どの単語もそこまで難しいものではありませんが、「その男の子」「作る」「彼ら」「感じる」「悲しい」のように言葉の意味をバラバラに受け取ってしまっては、この文章の意味は分かりません。
この文は典型的な第5文型です。themがO、feel sadがCとなっているため「彼らが悲しく感じる」状態を「その男の子が作った」というように解釈します。OとCのつながりを意識することで、文の解釈がしやすくなるのです。

私が多読を始めたのは大学生のころでした。このとき、比較的スムーズに多読になじめたのは、ある程度5文型を身に付けていたからだと思っています。
さて、世の中には簡単な英単語のみで構成された絵本や、Graded Readersのような読み物はたくさんありますが、基本的な文型で縛られた物語や絵本はあまりないようです。
そこで、作られたのがこの絵本シリーズです。
「The Three Ghosts Series」は全5巻あり、1巻につき一つの文型の文のみで物語が進みます。
各巻は「英語のみの文」→「巻末の文型解説」→「文型を意識した日本語訳」という構成になっています。
文型復習を目的として作った絵本ではありますが、どのような形で絵本を使ってくれてもかまいません。ただの教材ではなく、ストーリーの起承転結にもこだわって作成したので、物語として楽しんでもらうのも大歓迎です。

各文型になれたら、次はGraded Readersのような多読向けの読み物にもチャレンジしてみてください。英文法の基礎ができてきたと感じたら、TOEIC®や英検®などの試験に挑戦するのもおすすめです。
ぜひ、「The Three Ghosts Series」の世界観を楽しみながら、多読の入り口をくぐってください。
シリーズ制作方法について
本シリーズのキャラクターは著者が手描きで作成したオリジナルキャラクターです(100円均一の筆ペンとメモ帳で描いたキャラクター原案を使っています)。

手描きのキャラクター画像をAI(ChatGPT)に読み込ませることで、オリジナリティを保つことに努めました。
各絵本のシナリオは、各話について文型を統一できるように配慮しながら、5話ともすべて著者自身の手で作成しています。
英文変換については、Gemini、ChatGPT、Claudeの三種類の対話型AIを使用し、誤字脱字はもちろん、教材としての読みやすさを追求できるように心がけました。三種類のAIで異なる意見が出たときは、人間の目で見て分かりやすい文章になるように調整し、できるだけすべてのAIの意見が一致する形に英文を整えました。もちろん、私のほうでも絵と合わせて、不自然な英語表現になっていないかの推敲を繰り返し行っています。
なお、最終稿は「DeepL Write」と「Grammarly」の二つの英文校正専門AIにてチェックを行っています。
「The Three Ghosts Series」に登場するキャラクター
ここからは、「The Three Ghosts Series」に登場するメインキャラクター達を紹介します。
The small ghost(小さいお化けちゃん)

青くて小さいお化けです。
三人のお化けの中では最も年下のポジションで、泣いたり笑ったり、感情豊かに行動します。
好奇心旺盛で、動物や虫が大好きです。少し泣き虫なところもあります。
The middle ghost(中お化けちゃん)

白い中ぐらいの大きさのお化けです。
いろいろなことに気配りができるしっかり者で、冷静に物事を観察したり、状況を分析したりできます。
賢そうに見えますが、実は、案外おっちょこちょいな一面もあります。
The big ghost(大きいお化けちゃん)

グレー模様の大きなお化けです。
三人のお化けの中では、長男ポジション。
のんびり屋でおおらかな、優しい性格の持ち主です。兄弟に対する態度も優しく、中お化けちゃんをねぎらったり、泣き虫の小さいお化けちゃんを励ましたりすることが多いです。
ただし、かなりの食いしん坊でもあり、おなかがすくとへたり込んでしまう一面も。
「The Three Ghosts Series」各巻の詳細
「The Three Ghosts Series」は、Amazon内で発売されています。ぜひ、一度アクセスしてみてください。
『Sleepy Ghosts』(第1文型SV)
第1文型のみで構成された「The Three Ghosts Series」の第1巻です。
第1文型とは、主語(S)と動詞(V)のみで構成された、とても簡単な文型です。
The small ghost cries.
小さいお化けちゃんは泣きます。
このシリーズの中で最も読みやすい内容になっていますよ。
朝は寝て、夜は起きるお化けちゃんたち。小さなお化けちゃんは元気に起き、中お化けちゃんは眠そうに起きますが…。

『Hungry Ghosts』(第2文型SVC)
第2文型のみで構成された「The Three Ghosts Series」の第2巻です。
第2文型とは、主語(S)と動詞(V)と補語(C)で構成された文型です。SとCとの結びつきが強く、基本はS=Cと理解しておけばOKです。
Night is ghost time.
夜はお化けの時間です。
おなかがすいてぐったりしている大きいお化けちゃんのために、中お化けちゃんと小さいお化けちゃんはコックさんになるのですが…。

『Visiting Ghosts』(第3文型SVO)
第3文型のみで構成された「The Three Ghosts Series」の第3巻です。
第3文型とは、主語(S)と動詞(V)と目的語(O)で構成された文型です。目的語は動詞の表す動作や内容の
対象になる言葉です。
They meet an owl.
彼らはフクロウと会います。
友達の家に出かける三人のお化けちゃんたち。しかし、道の途中で大好きなフクロウにあった小さいお化けちゃんは、フクロウを追いかけて行ってしまい…。

『Celebrating Ghosts』(第4文型SVOO)
第4文型のみで構成された「The Three Ghosts Series」の第4巻です。
第4文型とは、主語(S)と動詞(V)と目的語(O)、目的語(O)で構成された文型です。基本的に誰かに何かをあげる、与えるときに使う文型です。最初のOがあげる相手を、次のOがあげるものを示しています。
The two ghosts give the middle ghost their cakes.
二人のお化けちゃんは、中お化けちゃんに彼らのケーキをあげます。
中お化けちゃんの誕生日パーティーを計画する大きいお化けちゃんと小さいお化けちゃん。早速プレゼントを買いに行きますが…。

『Caring Ghosts』(第5文型SVOC)
おそらく最も理解しづらい第5文型のみで書かれた「The Three Ghosts Series」の第5巻です。
第5文型とは、主語(S)と動詞(V)と目的語(O)、補語(C)で構成された文型です。この文型を理解するには、OとCの間の結びつきを強く意識するとよいです。特にリーディングの際は、目的語と補語で一度「小さな文章」を作ってしまうと読みやすいですよ。
The small ghost names the cat “Bake”.
「その猫はBake」+名付ける
→小さいお化けちゃんは、その猫をBakeと名付ける。
夜起きた小さいお化けちゃんが、家の中に入ってきた猫を飼いたがる物語です。大きいお化けちゃんと中お化けちゃんは、小さいお化けちゃんにアドバイスをしたり、猫の家を作るのを手伝ったりするのですが…。
もっと英文法を勉強したいときのヒント
1.お化けが一人だと動詞にsがついている?
主語が一人(You、Iを除く)だけだと動詞の形が少し変わります。三人称単数のキーワードで検索してみましょう。
2.否定するときはVの前にdo not(does not)
SV文の否定をするときは、Vの前にdo not(主語が一人単数のときはdoes not)が付きます。否定文についても調べてみましょう。
3.まとめてV
動詞と別の品詞がセットになり1つの動詞の意味を持つものを「句動詞」といいます。この絵本の中にも句動詞がたくさん出てきます。探してみましょう。
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