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大人の英語多読に!夜更かし必須のミステリー&ホラー小説・おすすめ洋書

英語
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英語の多読を続けるコツは、自分にとって面白い洋書をたくさん読むことです。

たとえ簡単な英語でも、合わない本を無理に読んでいると、どうしても続かなくなります。逆に、面白くて続きが知りたくなる本は、ちょっとぐらい英語が分からなくても、想像力がフルに働くおかげで、どんどん読んでしまうものなのです。

ちなみに私が好きな本のジャンルは、「ホラー&ミステリー」。

この記事では、私の多読におすすめのホラーとミステリージャンルの洋書を紹介していきます。

本サイト内の書籍画像には、電子書籍、紙書籍が混在しています。しかし、各ショップ(Amazonなど)のボタンを押すと、そのショップ内での同タイトルを一覧で表示する仕様になっていますので、電子書籍も紙書籍も一気に検索することが可能です。

多読初心者から楽しめる「Graded Readers」より~簡単な英語でもスリルが味わえる

まずは、「Graded Readers」シリーズで読める、ホラーとミステリーのおすすめ本を紹介します。

Graded Readersとは、英語を母国語としていない大人のために、簡単な英語で読めるように編集された本のことです。使われている英語には段階があり、レベルが上がるごとに、難しくなっていくという特徴があります。

多読初心者におすすめのGraded Readersとは?各シリーズの比較と選び方
英語の多読を始めるときの鉄則は、自分のレベルにあった(途中で止まってしまわないスピードで読み続けられるような)簡単な英語の本を選ぶことです。では、自分のレベルにあった簡単な英語の本はどこにあるのでしょ…

初心者向けレベル

まずは多読初心者でも読める簡単なレベルのものを紹介します。

Monkey’s Paw

「Oxford Bookworms Library Level 1」からは、W・W・ジェイコブズの傑作短編ホラー「Monkey’s Paw」のタイトルがリリースされています。

物語は、Mr.White一家の団欒の場面からスタートします。ここに、インド帰りの友人が訪ねてきます。

友人は、「Monkey’s Paw」を持っていました。「Monkey’s Paw」は三つの願いをかなえてくれるという魔法の道具ですが、友人はなぜかそれを暖炉にくべて燃やしてしまおうとします。

この時点で嫌な予感がする人は多いと思いますが、Mr.Whiteは渋る友人を説得し、「Monkey’s Paw」を譲り受けてしまいます。

息子の提案に乗り、さっそく一つ目のお願いをしたMr.Whiteですが…。

「三つのお願い」が巻き起こす不幸とホラーの連鎖、古典ホラーの様式美ともいえるストーリーをぜひ楽しんでください。

なお本作は、日本でも『猿の手』というタイトルで親しまれています。数々のホラーアンソロジーに収録されているため、ストーリーを知っている人も多いかもしれません。英語多読では、すでにストーリーを知っている物語を英語で読むと、理解が進みやすいですよ。

The Phantom of the Opera

『The Phantom of the Opera』は、ロマンスミステリーの古典として有名な作品です。日本では『オペラ座の怪人』の邦題で親しまれています。

現代でも、ミステリー小説のモチーフになることもあり、大きな影響力を持った作品です。

1880年、パリのオペラ座を舞台に繰り広げられるのは、オペラ歌手のクリスティーヌの姿に恋をした「The Phantom」の愛憎の物語です。

「The Phantom」はクリスティーヌを活躍させるため、ライバルとなるオペラ歌手の上にシャンデリアを落としたり、クリスティーヌの恋人を殺そうとしたりするのですが、その正体は母親にも愛されなかった醜い容貌を持った一人の男でした。

「The Phantom」を恐れながらも、同情心が芽生えていくクリスティーヌ。オペラ座を舞台にした惨劇とクリスティーヌをめぐる三角関係のロマンスが混ざり合った作品です。

Inspector Logan

「Cambridge English Readers」は、古典のリライトではなく、オリジナルストーリーで構成されているGraded Readersシリーズです。

「Inspector Logan」もそんなオリジナルのミステリーです。

Edinburgh policeでの初仕事に臨む女性刑事、Loganの前に現れたのは、奥さんが帰ってこないと訴える男性でした。奥さんの特徴を聞き取るLoganでしたが、事件性があるのかどうかこの時点ではわからず、積極的な捜査ができません。

しかし、その後、奥さんは死体で発見され…。シンプルな英語で書かれているにもかかわらず、ミステリーの王道的展開を行く警察小説で、ついついページをめくってしまうでしょう。

なお、「Cambridge English Readers」では「Inspector Logan」はシリーズものとして展開されています。

しかも、シリーズによってLevelが違うため、Loganの活躍を追うと読める英語のレベルがアップしていくという仕様になっていますよ。

この本が気に入ったら、他のLoganシリーズも手に取ってみましょう。

The Death of Karen Silkwood

『The Death of Karen Silkwood』は、一人の女性Karen Silkwoodの死の真相が徐々に明らかになっていく物語です。彼女は何か訴えたいことがあり、そのことについて調査をしていたようですが…。

非常に現代的かつ社会的な重いテーマを扱ったストーリーです。少し難しい単語も出てくるかもしれませんが、基本的にはLevel2なので多読初心者でも読みやすい本となっています。

この簡単なレベルの単語で、ここまで重たいストーリーが語れることに驚かされます。私が多読初心者だったころに読んだ本の中でも、かなり衝撃的で印象に残っているタイトルです。

ぜひ、多くの人に読んでほしいです。

中級向けレベル

ここからは、少し英語の多読に慣れてきた頃に読んでほしいホラー&ミステリー作品を紹介します。語彙の幅が増えてきた分、よりスリリングな体験にのめりこめるでしょう。

Ghost Stories 

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切れの良いGhost Storyの短編を読みたいなら、James.M.Rの作品は欠かせません。

この作家の話は、Graded readersにはたびたび登場します。

こちらのPenguin Readers版では、謎の王冠をめぐる物語や存在しない13番目の部屋にまつわる怪奇譚などが収録されています。

古典的ホラー短編が好きな人は、きっと楽しめるはずです。

The Black Cat and Othere Stories

古典ホラーの原点的な作家、エドガー・アラン・ポーのショートストーリー集です。

『The Black Cat』(邦題:黒猫)は、日本でもホラー短編の名作として有名な作品。

主人公は、アルコール中毒の男。これがかなり酒癖の悪いひどい人物で、飼いネコを殺そうとし、それを止めた妻を殺害してしまいます。あわてて、壁に死体を埋めるのですが…。

猫好きにはしんどい描写も多いですが、最後のオチの不気味さは秀逸です。

Sherlock Holmes and the Missing Jewels

Graded ReadersではおなじみのHolmesもの。その中から、「失われた宝石」に関する二つの話が収録されています。

一編は、『The Emerald Crown』(邦題:『緑柱石の宝冠』)。銀行家が担保として預かった国宝の王冠の宝石を何者かに盗まれてしまう話です。銀行家は借金のある息子が王冠を手にしているのを見て、彼が犯人だと決めつけるのですが…。

もう一遍は、『The Blue Diamond』。ガチョウの腹の中から盗まれたダイヤモンドが出てくるという奇妙な話です。さて、このダイヤモンドはどうしてガチョウの腹の中に入ってしまったのでしょうか?

どちらもホームズものとしては比較的穏やかな内容ではないでしょうか?

上級向け

ある程度英語が読めるようになったら、もっと本格的なホラー&ミステリー小説にチャレンジできますよ。

Ghost Stories

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この本には、バラエティ豊かなホラー短編6作品が納められています。

冒頭の『Smee』は、かくれんぼを楽しむ人々が味わう恐怖を描いた短編です。『Smee』は、ゲームの名前で、ふつうのかくれんぼとはちょっと違います。暗闇の中で『Smee』に該当する一人を探す、というちょっと変則的なルールなのです。

さて、かくれんぼが始まると、おかしなことが起きます。なぜか、参加人数が一人増えているように感じるのです…。

続く『The Judge’s House』は、ブラム・ストーカーの有名なホラー短編です。試験勉強のために静かな一軒家を借りた主人公。しかし、その家は残忍なJudgeが住んでいたといういわくつきの家でした。やがて、奇妙なことが次々起こり始め、主人公の精神は徐々に追い込まれていきます。

Fly & Other Horror Stories

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奇妙なシチュエーションで展開される8つの恐怖小説を収録しています。

表題作の『Fly』は、恐怖映画の原作として知られた短編。ある科学者が、分子を移動させて再構築する装置(テレポート装置)を開発します。しかし、自分自身を使った実験の結果、悲劇が起こります。

題名から予想は付くかと思いますが、虫が嫌いな人は要注意の内容です。

【分からない英語も想像力でカバー】ミステリーとホラーの本格洋書

「Graded Readers」の上級レベルがスラスラ読めるようになってきたら、そろそろ原書にも手が届くようになります。

このパートでは、おすすめのミステリー&ホラーの洋書を紹介します。

短編・中編

まずは、短編・中編の洋書から見てみましょう。

Kwaidan

日本では、小泉八雲の名前で知られる作家、「ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)」の代表作です。

語数制限がされていない原書ではありますが、どの話もそこまで長くありません。

また、「耳なし芳一」や「雪女」など、日本でよく知られているストーリーなので、内容をとらえやすく、読みやすいです。

ホラー好きの洋書入門にぴったりの一冊と言えるでしょう。

The Witness for the Prosecution And Other Stories

アガサ・クリスティーの名短編『The Witness for the Prosecution(検察側の証人)』を含んだ短編集です。

主人公は弁護士。金持ちの女性を殺した疑いをかけられている青年を弁護します。弁護士は青年の妻を証人にしようとしますが、被疑者を愛していないという彼女は、あろうことか検察側の証人として登場します。しかし、裁判は思わぬ展開に…。

少し難しい単語も登場しますが、面白さでぐいぐい読ませてくれます。クリスティーならではの、ラストのどんでん返しが小気味よい短編です。

他の短編も好きなものから読み進めてみましょう。

Animal Farm

ジョージ・オーウェルの名作『Animal Farm』は、中編程度の長さ。短編からレベルアップしたい人におすすめのページ数です。

農場主に不満を持っていた動物は、一致団結して農場主を追い出すことに成功します。しかし、その活動のリーダーとなった豚は、権力を強めていき、やがて最初に掲げた理想は崩れ去っていきます。

動物が主人公の内容も童話的で入りやすいですが、徐々に展開が怖くなり…。最後は、ぞっとするような恐怖を味合わせてくれます。「ホラーより怖い社会派小説」といえるでしょう。

長編

ラストは、長編でおすすめのホラー&ミステリー小説をご紹介します。ここまで読めるようになれば、好きな小説は読み放題ですね。

CURIOUS INCIDENT OF THE DOG in the Night-Time

まずは、比較的読みやすい児童書から。

主人公は自閉症の少年、クリストファーです。他人とのコミュニケーションに難があるものの、数学には特別な才能を発揮する頭の良い少年です。

彼は、父親と二人暮らし、母はなくなったと聞かされています。ある夜、近所の犬が殺されるという事件が発生します。犯人ではないかと疑われたクリストファーは、自分で犬殺しの犯人を捜そうとしますが…。

ミステリーでありながら、少年の冒険譚でもある一冊です。

And Then There Were None

アガサ・クリスティーの名作『And Then There Were None(そして誰もいなくなった)』の原作も是非読んでみましょう。

陸の孤島に集められた見知らぬ男女8人と使用人2人。姿を現さない正体不明の主催者、参加者に見立てられた10人のインディアン人形。そして、童謡「十人の小さな兵隊さん」になぞらえた連続殺人の幕が開く。

助けを呼べない「クローズドサークル」、童謡と人形による「見立て殺人」、読み手に意外性と衝撃を与えるストーリー構成。それぞれが、その後のミステリー界に大きな影響を与えていることが見て取れる作品です。ややこしいトリックが出てこないので、洋書にそこまで慣れていない人でも読みやすいはずです。

できれば、ストーリーを全く知らない状態で原書を読んでほしいです。没頭すること間違いなしですよ。

The Da Vinci Code

「The Da Vinci Code」は、レオナルド・ダ・ヴィンチの暗号がキーとなる、宗教ミステリーです。

探偵役となるのは、ハーバード大学教授のロバート・ラングドン。公演のため、パリに来ていた彼は、ルーヴル美術館館長殺害事件の容疑者になってしまいます。館長は、レオナルド・ダヴィンチの人体図にそっくりな形で殺害されていました。この死にざまにメッセージが隠されていると考えたのは、暗号解読を専門とする警察官、ソフィーでした。彼女は館長の孫娘でもあります。

ラングドンとソフィーは協力して犯人を捜すことにしますが、ラングドンは逃亡者として指名手配されてしまい…。

キリスト教関係のディープな話が出てきて、ややこしいところもありますが、なによりストーリーが面白いです。濃厚なミステリーに挑戦したくなったときは、ぜひ、読んでみてください。

Thinner

スティーブン・キングが別人(リチャード・バックマン)名義で執筆した長編ホラー小説です。

弁護士のビリーは、注意散漫な運転のせいでジプシーの女性をひき殺してしまいます。裁判で無罪となった彼ですが、被害者の家族から「Thinner(痩せ行く)」という呪いの言葉を受けます。肥満でなやんでいたビリーの体重はそこからどんどん落ちていきます。やがて彼は、骸骨のようにやせ細ってしまい…。

この小説は、太った男がどんどん痩せていくという恐怖感をメインに据えつつ、白人の裕福な弁護士と社会的に侮蔑されているよそ者の隔絶、偏見のグロテスクさが描かれているのが特徴です。一方、隔たっているとはいえ、どちらの社会でも共通の家族愛の要素がちりばめられています。間ドラマがうまいキングらしい構成です。

スティーブン・キングらしい脱線したたとえ話や夢の話が多く、難しい箇所も多いですが、枝葉が分からずとも主筋から振り落とされなければ、楽しめるはずです。

豊富なホラーとミステリーの世界で英語を楽しもう

一般書はもちろん、Graded Readersでもホラーとミステリー分野のタイトルは豊富です。

このジャンルが好きな人は、ぜひ、洋書での多読に踏み出してみてください。

楽しく英語を読む力を身に付けられるはずですよ。

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