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電子書籍で読めるおすすめ完結漫画『高校生家族』-ちょっと変わった青春グラフティ少年漫画

高校生家族 コメディ
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『高校生家族』は、高校生の男女がスポーツ、将棋、恋愛などの高校生活を楽しむ様子を描いた青春グラフティ少年漫画です。

こう書くと、とっても普通の漫画のように見えますが…。

『高校生家族』の簡単なあらすじ

今日から高校生になる家谷光太郎(いえたにこうたろう)は、困惑していた。なぜなら、自分と一緒に父・一郎、母・静香、小学生の妹・春香、飼い猫のゴメスも高校生になっていたからだ。

家谷「一家」の高校生生活は、どうなる?

完結漫画『高校生家族』のおすすめポイント

おすすめポイント

『高校生家族』の魅力は、家谷一家の個性的なメンバーが織りなす高校生活です。

家族それぞれが高校生活をエンジョイしていますが、打ち込んでいる内容はさまざま。そのため、時にスポーツ漫画になり、時に将棋漫画になり、時にラブコメ漫画になるという、とっても不思議なジャンルになっています。

では、各キャラクターごとのおすすめポイントを紹介しましょう。

家谷一郎(父)の破天荒かつ実直な高校生ライフを楽しむ

家谷家の大黒柱、一郎(父)は、中卒の身でありながらも企業でバリバリ働いていた有能なサラリーマン、でした。

しかし、これは過去の話。高校に行くのが夢だった一郎は、仕事を辞めて、息子と同じ高校に入学します。

この時、一郎45歳。

40代半ばでたたき上げで築いた地位を捨て、高校生に…(しかも妻子持ち)。並みの決断ではないと思いますが、一郎に迷いは見られません。全力で高校生生活を楽しみます。

一郎は、高校生たちの中にもすぐ溶け込みます。一郎は彼らのずっと先輩にもかかわらず、偉そうな所が全然ないのです。

そんな一郎が打ち込んでいるのが、バレーボールです。40代のおじさんが、現役高校生たちに囲まれながらレギュラーを勝ち取っていく姿は、非常にアツいです。まるでスポーツ漫画です。

一郎を見ていると、今からでも何かできるのでは?と励まされる大人は多いはず。

一郎サイドのストーリーはいい年になった大人にこそおすすめです。

家谷静香(母)のムネキュンマネージャーストーリーを楽しむ

家谷家の母、静香は、42歳のお料理上手な専業主婦。やさしくおおらかな性格ですが、何事にもチャレンジ精神が旺盛です。

基本的に運動も勉強も苦手ですが、高校生になったことをきっかけに、様々なことに挑戦します。

一郎がバレー部で活躍する中、静香が選んだのは野球部のマネージャー。父子家庭で育った野球部部員のぶかつは、静香の母性にぞっこんです。

静香は一般的に言えば、40代のおばさんなのですが、作中ではかわいい美少女にしか見えません(笑)

そんな静香に魅了されるのぶかつ達野球部の面々を見ていると、「あれ、青春ラブストーリー(ただし親子愛)はじまっちゃった?」と思ってしまうほど。

静香サイドの物語は、甘酸っぱい気持ちを味わいつつ、なんだこれ…というツッコミも忘れさせない不思議な青春ストーリーになっています。

家谷春香(妹)の天才高校生生活を楽しむ

家谷家の長女で光太郎の妹、春香は、小学生にして高校に入学できるスーパー女児。テストの点数も良く、大学からスカウトが来るほどの天才児です。

とはいえ、どうでもよさそうな所で意地を張ったり、わがままを言ったりするところはやっぱり小学生。兄との会話も小学生妹感が出ていてほほえましいです。

そんな春香が高校で出会ったのは、将棋。最初は「かわいくない」と乗り気でなかったものの、将棋の世界にぐいぐいはまっていきます。

そんな春香を見守るのが、将棋部部長の筧清司(かけい せいじ)。高い実力を持っていながら将棋初体験の春香に負けてしまいますが、春香を毛嫌いせず、逆に将棋の道に誘います。

将棋の実力は春香にかなわないながらも、先輩として将棋と向き合う姿勢をしっかり教えようとする筧の姿はかっこいいです。

将棋大会の話や、将棋名人と春香の邂逅などのストーリーは、「このまま商議ものとして続けてほしい!」と思うほどの面白さです。

家谷ゴメス(猫)の漢道高校生生活を楽しむ

ゴメスは、人間のような顔をした家谷家の飼い猫です。とても賢いですが、少しやんちゃ?な所があり、不良と一緒に行動することも。

普通にやるとベタベタなヤンキーストーリーが、ゴメスが絡むことで、何とも言えない味を醸し出しています。

ゴメスに関するストーリーはあまり多くはありません。が、ゴメスを通して家谷家の絆が見えてくることは多く、意外と家谷家のキーマン的な存在のようです。

家谷光太郎(一般高校生)のフツーの高校生生活を楽しむ

最後に、家谷家の長男、光太郎の見どころについて。

彼は、普通の高校生です。

以上。

普通の高校生として、部活に励み、勉強をし、恋愛をし、友達と遊びます。

それらの活動のあちこちに家族が入り込んでくる、という以外は普通です。光太郎は普通の高校生ですが、それであるがゆえに、周りの家族が引き立っているんです。

高校生がこの漫画を読んだ時、きっと光太郎に感情移入するはず。彼はこの漫画の主人公ですが、それはロールプレイングゲームのプレイヤーとしての主人公みたいなものです。

とはいえ、光太郎自身は結構頑張り屋です。ときおり「やっぱり一郎さんの息子なんだなあ」や「春香のお兄ちゃんなんだなあ」というところがちらちら見えるのがうまい演出だなあと思います。

『高校生家族』の個人的なお気に入りキャラクター

『高校生家族』で私が好きなキャラクターは西進(にし すすむ)君です。

西君は、光太郎の同級生で友達です。そして、一郎の友達でもあります。

会社員時代バリバリパソコンを操っていた一郎と、デジタルに強い西君は気が合うようです。

眼鏡で図書委員、ちょっとおとなし目に見える彼には実はちょっとした裏の顔があります。

そんな二面性がなかなか面白いキャラクターです。

周りに埋もれてしまいがちな光太郎をしっかり見守ってくれているような描写もなかなか良いです。

これから高校生家族を読む方は、ぜひ西君に注目してください。

『高校生家族』の個人的に好きなおすすめエピソード

好きなエピソードは多いですが、6~7巻に収録されている「雪の中のお泊り会」編は特におすすめです!

大雪が原因で生徒たちのテンションが上がり、強引に学校でお泊り会が始まる、という内容です。

この話では家谷家の面々だけでなく、各話でバラバラに登場していたキャラクターたちが一斉に出てくるのでなかなか楽しいです。

全体的には恋愛要素が強めになっておりちょっと切ないシーンもあるのですが、●●●が恋のライバルとして出てくる…など、『高校生家族』らしいコメディ要素もしっかり押さえてくれています。

というか、学校でのお泊り会というシュチュエーションが普通に楽しいです(笑)

まただいぶ後半の話になりますが、10巻収録の117話「青春の岐路」もおすすめです。

進路に悩んでいる人にはかなりグッとくるんじゃないかなと思います。

一郎さんがあまりにも男前でした。

こういうアドバイスができる大人になりたい、憧れますねえ。

コメディ漫画でありながら、ときどきかなりの名場面場面、セリフが顔を出す、『高校生家族』は不思議な漫画です。

『高校生家族』はこんな人におすすめ

こんなひとにおすすめ

・普通のコメディは飽きちゃったという人
・シュールなギャグを楽しみたい人
・いろいろなジャンルの漫画を読みたい人
・毎日ちょっとずつ読める漫画を探している人

高校生家族にはほとんど長編はないので、平日にちょっとずつ楽しめる完結漫画です。もちろん、土日に一気読みしてもOK。

 『高校生家族』の書籍情報

著者: 仲間りょう

全11巻(ジャンプコミックス)

最終巻発売日:2023年7月

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