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電子書籍で読めるおすすめ完結漫画『ゴールデンカムイ』-グルメ、ミステリー、アクション…何でもありの面白さ!

ゴールデンカムイ バトル
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『ゴールデンカムイ』は、2022年に完結してからも、アニメに実写映画に…と話題に事欠かない大人気青年漫画。

今や漫画好きで知らない人はほとんどいないかもしれませんので、こんな紹介記事の出番はないかもしれませんが(笑)、私なりのおすすめポイントをまとめて紹介します!

『ゴールデンカムイ』の超簡単なあらすじ

日露戦争では「不死身の杉元」の異名で知られた兵士、杉元佐一(すぎもとさいち)。彼は戦後、北海道で金塊を探していた。

そんな時耳にしたのは脱獄囚の背中に掘られている刺青の地図の噂。地図を集めると「アイヌの埋蔵金」が見つかるという。杉元は、最初に埋蔵金を集めたアイヌ-ウイルクの娘であるアシㇼパとともに、埋蔵金を追うことになる。

その先には大日本帝国陸軍第七師団の情報将校鶴見中尉、そして土方歳三をはじめとする網走からの脱獄囚との壮絶な争いが待ち受けていた!

完結漫画『ゴールデンカムイ』のおすすめポイント

おすすめポイント

金塊の謎を追うストーリーで最後まで飽きずに読める

『ゴールデンカムイ』のベースにあるのは、「アイヌの金塊はどこにあるのか?」というミステリーです。

さらにその背景には、「金塊をめぐるアイヌ同士の殺人事件」や「各キャラクターが金塊を探している本当の目的」などの複数の謎が隠れています。

本作は、各勢力同士の戦闘、アイヌのグルメ、日露戦争の背景など、様々な要素が盛りだくさんなのですが、話全体を貫いているミステリーのおかげである程度脱線しても大丈夫という安心感があります。

全31巻という、没頭して一気読みするにはちょうどよい巻数にまとまっているのも金塊という主筋があってこそ。

詳しくは終盤のネタバレになるので伏せますが、タイトルの『ゴールデンカムイ』の回収シーンも見事でした。

ぜひ、作品を読んで満足感を味わってほしいです。

次々出てくる濃いキャラクター達

『ゴールデンカムイ』には、とっても濃いキャラクターたちが満載です。

無理やりカテゴリー分けをすると、『ゴールデンカムイ』には次のようなキャラクター達が登場します。

・杉元達主人公チーム
・鶴見中尉の率いる第七師団
・土方歳三達の脱獄囚チーム
・どの勢力にも属していない脱獄囚、アイヌ、ロシア人など

主人公チームはもちろん、登場するキャラクターたちがみんな濃すぎます。

はっきり言えば、変態です。

物語の性質上、パートごとに退場(死亡)してしまうような脱獄囚も多いのですが、このようなひとたちもキャラ付けが手抜きされることはありません。

特にゴールデンカムイファンの間でも屈指の変態キャラと名高い「姉畑支遁(あねはたしとん)」は、アニメ版ではカット(コミック同梱DVDとしてはアニメ化されていますが)されたほど。コミックでは11~12巻に登場するので、気になる方はご確認ください。

シリアスとコメディを行き来する絶妙な作風

『ゴールデンカムイ』の作中では、ばんばん人が死にます。金塊争奪戦の中身は結局殺し合い。脱獄囚もたいがい凶暴なので、刺青の地図を奪う過程はおおむね血みどろの争いになります。

主人公の杉元は日露戦争ではもちろん、この金塊争奪戦の中でもたくさん人を殺しています。鶴見中尉、土方歳三その他の人物もです。

また、作中の北海道には凶暴なヒグマがたびたび登場し、人の頭を軽々と割ります。

『ゴールデンカムイ』にはグロテスクな描写が結構ありますし、シリアスなシーンはとことんシリアスです。

にもかかわらず、そのシリアスの中でいきなりコメディが混じるのです。そして、それが全く不自然ではないのです。

私が最もコメディとシリアスの絶妙なバランス、を感じたのは7巻に登場する脱獄囚のヤクザとヒグマとの戦いの話です。

脱獄囚とともに閉じ込められた小屋で、ヒグマに襲われる、満足な武器もない…。というスリラー映画そのものの緊迫展開なのに、不思議に笑いどころが満載です。

そして、最後のシーンの余韻が…。まさかあんな風に終わるとは…。

こちらも、ぜひ電子書籍を実際に読んでご確認ください。

アイヌ文化に興味が持てる(ロシアも)

『ゴールデンカムイ』は、アイヌという独特の題材が注目された作品でもあります。

この作品が出るまで、多くの人はアイヌについて社会の授業で軽く触れた程度の知識しかなかったのではないでしょうか(私もそんな一人でした)。

この作品では、アシㇼパというアイヌのヒロインを通して、衣・食・住のあらゆる方向からアイヌ文化の魅力を紹介してくれます。

作品完結後は、『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』『ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化』という本も出版されました。

自然とともに生きるアイヌのライフスタイルは、現代から見ても学ぶところが多いと思います。

なお作中中盤になると、舞台はロシアに移ります。ここでは、ロシア文化とアイヌのかかわりも知ることができます。

ありきたりの題材には飽きてしまったという漫画好きにとっても、知的刺激にあふれた漫画になるでしょう。

個人的なお気に入りキャラクター

好きなキャラクター

個人的なお気に入りキャラクターは、脱獄囚の白石由竹(しらいしよしたけ)です。

脱獄王の異名をとる白石は飄々としたキャラクターで、基本は楽観的。シリアスな目標をもって金塊を追うメンバーが多い中で、箸休めのような存在になっています。

主人公は戦争帰りという過去を引きずっていますし、責任感があるまじめな性格なので、どうしても暗くなりがちなシーンが出てきますが、白石と絡んでいる時はすごくのびのびしています。

また最初こそは、成り行きで杉元、アシㇼパコンビにくっついているような形になっていましたが、仲間意識が徐々に芽生えてくる様子が見られるのもグッときます。

よく「役立たず」と言われていますが、脱獄王とよばれるほどの脱獄の腕前はなかなかのものです。

こういう一見ダメそうでも、生きる力が強いキャラクターは見ていて元気をもらえます。

『ゴールデンカムイ』はこんな人におすすめ

こんなひとにおすすめ

・心から楽しめる大人向けのストーリー漫画を探している
・まとまった休暇に一気読みできる面白い漫画が読みたい
シリアスもコメディも楽しみたい
・日露戦争前後の日本歴史に興味がある
アイヌ文化について知りたい
グロ描写、変態描写には耐性がある

『ゴールデンカムイ』の書籍情報

著者:野田サトル

全31巻(ヤングジャンプコミックス)

最終巻発売日:2022年7月

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